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小6以上の生徒さんはショパンの革命エチュードに全員挑戦しています!

生徒さんの成長記録

 

 

なぜカノンでは、「ショパンの革命エチュード」をにトライするのでしょう?

 

 

誰でも学べば、かっこいい曲が弾けるようになることに気付いてほしいからです…

 

 

技巧性が高く難しい印象の曲ではありますが、

何回もレクチャーしていくうちに子どもたちにも様々な変化が生まれてきます。

 

 

膨大な音をとらえることができるようになる。

動かなかった左手が思い通りに動くようになる。

ポジションの修正により、ミスタッチが減少していく。

右手メロディの脱力ができるようになると、メロディラインが綺麗に聴こえる。

ショパンらしい音に変わってくる。

長いパッセージの対応、アーティキュレーションが、自然に表現できる。

 

 

 

講師がレクチャーで伝えたかったこと・・・

ショパンの祖国ポーランドの革命失敗による彼のやるせない思いが、冒頭のAllegro con Fuocoに表現されています。心の傷と衝撃が聴き手の心にも突き刺さるように表現するには、どのような音色が求められているのか?ショパンはただ怒りをぶちまける粗野な音楽は書きませんでした。その彼の音楽に対する美学が左手のlegatissimonoの指示です。右手の和音はひとつひとつ独立して聴こえるような鋭いタッチ、そしてショパンのもつ繊細な感性に触れること。

 

余談ですが・・・

“エチュード”は日本語では練習曲と訳しますが、ショパンのエチュードは”練習”というより、詩的でファンタジックな魅力あふれる音楽的作品ばかりです。

”革命”が作曲された時代背景について

この曲が書かれたころは、1830年のフランスで革命が起こりました。1830-1831年に起こったカデット・リボリュウーションと重なります。ポーランドやリトアニアで発生下ロシア帝国の支配に対する反乱でした。

同じころ、この曲が公表されたのですが、実際に”革命”とタイトルを付けたのは、ショパン本人ではなく、フランツ・リストによってでした。

革命の曲については、また追記してまいります。

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